有名建築家による空港ターミナルの美しいデザインも魅力。
お客さまのご利用しやすい建物を企画段階から作り上げたい。
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技術系部門(建築分野)
建築技術部
2022年度入社T・M
※社員の所属、インタビュー内容は2023年1月時点のものです。
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関西エアポートを選んだ理由
経験を生かしながら、もっと視野を広げたい。
自分自身の成長をめざして空港という職場へ。前職では設計事務所に約13年勤めていたのですが、鉄道駅舎などの交通施設関係の設計業務に携わることが多かったため、駅舎と空港は「交通施設」ということで共通点があると考えて関西エアポートへの入社を志望しました。また、これまでは設計業務に携わってきましたが、建物全体の企画・運用・管理といった俯瞰的な視点も身に付けたい、建物の設計を企画段階から経験したいと考えたことも大きな理由のひとつです。
ただ、実際に仕事をしてみると、類似点ばかりでなく相違点も多くありました。例えば、まずスケール感が違います。駅舎ですと、満員電車に乗ってお客さまが一気に来ますが、空港は広い空間に分散してお客さまが来るので、その分、仕事はやりやすいですね。また、たくさんのエリアがあり、保安上のルールやセキュリティーなど、難しいルールを覚えなければなりませんので、日々勉強をしています。
とはいえ、もともと乗り物に興味があり、飛行機も好きだったんですね。関西国際空港は、建物自体がとても美しいデザインだと思うので、そのキレイな場所で仕事ができているということでも、入社して良かったなと実感しています。 -
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現在携わる仕事について
航空機搭乗口へ渡る固定橋の改修など、
実際にお客さまがご利用になる部分の工事を担当。入社してからまだ1年目なのですが、航空機搭乗口に合わせた固定橋先端部の角度を少し下げる工事が完了しました。これは地味な印象を持たれるかもしれませんが、とても大変な工事でしたので、完成したタラップをお客さまが渡っておられるのを見ると嬉しく感じます。やはり、自分が工事などで携わったところをお客さまが実際に利用されているのを目にすることができる点で、やりがいを感じますね。現在は、第1ターミナル旅客ターミナルビルの改修方針の検討や天井調査に構造検討、その他、通路を挟んでいたコンビニエンスストアの統合に関わる改修工事など、4〜5案件に携わっています。
私たちの仕事の難しいところは、やはり、空港を運用しながら工事を行うため、お客さまや航空機の運航に支障が出ないように最大限の配慮をする必要があるということです。第1ターミナル1旅客ターミナルビルの天井調査などは、お客さまが通常通り空港をご利用になっている場所で足場を組まなければならないため、騒音を出さないよう、またお怪我のないように細心の注意を払って行いました。
それから、空港では関係者が多いので、異なる部署からの要望があったり、検疫や航空会社の事務所など調整先が多岐に渡ることもあり、そういったところも難しいなと感じるポイントです。 -
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会社の好きなところ
特に技術職など様々な分野の方に会える。
有名建築家による空港自体の美しさも自慢です。空港を運営するうえで必要な技術職など、様々な分野の方々が集まっており、あまり外注をする必要がなく、自社である程度完結しているところが気に入っています。つまり、何か分からないことがあったとしても、社内の誰かに聞けばほとんどのことが解決するということです。
また、なんといってもレンゾ・ピアノ氏と岡部憲明氏によって設計された旅客ターミナルそのものが美しいところ。私は建物の改修工事などに携わっておりますので、細かい部分まで見る機会が多いんですね。空間全体が美しく居心地が良いだけでなく、様々な結合部などディテールまでよく考えられていて感心しています。
それから、効率的な働き方ができるところも好きなところです。例えば、自宅で業務ができるテレワークや出勤時間を自分で調整できるフレックス勤務は、その時々の業務状況に応じて随時利用させていただいています。年次有給休暇も5日連続の取得が推奨されていますので取りやすく、入社して初めての年末年始は10連休でゆっくり過ごしリフレッシュできました。来年は、温泉やスノーボードなどを楽しみたいなぁと考えています。普段も完全週休2日制なので、趣味の喫茶店巡りなどを楽しんでオンとオフを切り替えています。 -
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関西エアポートは、乗り物の好きな方や旅行が好きな方にオススメしたい職場です。いろんな分野の方が活躍できる場で、理系でも文系でも大きく可能性を広げられると思います。転職をお考えの場合、例えば建築系におられる方にとって空港は選択肢に見えてこないかもしれませんが、技術部隊として中身がしっかりしているので、前職で身に付けた経験をきっと活かせると思います。
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