当社では、平成14年度に、関西国際空港省エネルギー委員会を設置し、エネルギー使用の合理化を目指し、日々省エネに取り組み、エネルギー原単位(※1)は、図1に示すとおり年々低下しています。
平成15年に、『エネルギーの使用の合理化に関する法律』が改正されたことに伴い、当社が管理する「第1ターミナルビル」と「複合管理棟(エアロプラザ・ホテル日航関西空港)」の事業所が、第一種エネルギー指定工場(※2)に指定され、さらに平成22年、特定事業者(※3)として指定されました。
今後とも法令に遵守した管理をするとともに、省エネルギー推進に積極的に取り組んで参ります。
(※1)エネルギー原単位:
年間のエネルギー消費量(熱・電気等)を全延床面積で除した値
(※2)第一種エネルギー管理指定工場:
年間3,000kl以上のエネルギー(原油換算値)を消費している工場・事業場
(※3)特定事業者:
置しているすべての工場・事業場で、年間1,500kl以上のエネルギー(原油換算値)を消費している事業者
【図1:エネルギー原単位の推移(全施設)】
※平成14年度実績を100とした場合の指数(%)
「旅客案内情報システム」の航空機フライト情報を利用して空調機を運転/停止する自動制御システムを設計・構築したことにより、お客様へのサービスレベルを下げることなく大きな省エネルギーを実現することができました。
くわしくは以下をご覧ください。
当社では、省エネルギー対策として取り組んだ空調運転の最適化について、平成18年度省エネルギー優秀事例全国大会(経済産業省主催)にて、『情報システムを利用した効率的な旅客ターミナルビルの空調について』と題して発表し、経済産業大臣賞を受賞しました。
本事例は、当社が管理する施設のエネルギー使用量の60%を占めている旅客ターミナルビルにおいて、「旅客案内情報システム」の航空機フライト情報を利用し、旅客不在時に空調停止する自動制御システムにより、空調の最適運用を行うものです。
多大な省エネ効果を得ることができたことにより、全国131事例ある発表の中から評価され、経済産業大臣賞に選出されました。