空港島内には、円滑な道路交通を確保することから、多くの高架道路が存在します。これらの高架道路について、阪神大震災クラスの大規模地震が発生してもお客様が安心して利用でき、また地震後も利用できるよう耐震補強を実施しました。
鋼製橋脚内部の空洞部分にコンクリートを充填することにより橋脚にねばりを持たせました。 コンクリート充填補強のみでは耐震性能が確保されない箇所については、コンクリート充填補強に併せてリブ補強を行っています。
桁と橋脚の接点に設けられている支承が破損した場合でも、桁の移動量を制限し、桁がずれないようにしました。
変位制限装置が壊れた時でも、桁が橋脚から落下しないよう、PCケーブルにより桁と橋脚を連結しました。
支承が破損した場合に路面に発生する段差を最小限にとどめ、被災直後において早期に緊急輸送路としての供用が可能となるようにしました。