関西エアポート神戸株式会社では、神戸空港周辺における航空機騒音の状況を把握するために、空港周辺に航空機騒音測定局を設置し、常時観測を行っています。
航空機騒音の評価指標が、これまでの「加重平均感覚騒音レベル(WECPNL、通称「W値」)から「時間帯補正等価騒音レベル」(Lden)に見直されました。
これに伴い航空機騒音に係る環境基準は、下記の表のとおりになります。
地域の類型 | 基準値 | |
---|---|---|
【見直し後】Lden | 【見直し前】WECPNL(W値) | |
Ⅰ | 57デシベル以下 | 70以下 |
II | 62デシベル以下 | 75以下 |
(注)I類型 :専ら住居の用に供される地域
II類型:I 以外の地域であつて通常の生活を保全する必要がある地域。
神戸市では、航空機騒音の評価指標が見直されたことから、平成25年4月の観測結果よりLdenの値を公表しています。
なお、航空機騒音の観測値を比較できるよう、平成24年度の観測は参考値としてLdenの観測値を公表し、平成25年度の観測結果についてはWECPNL(W値)を参考値として公表しています。
神戸空港の発着枠が60回/日から80回/日に増加し、運用時間が7:00~22:00から7:00~23:00に延長した場合の常時観測地点(4地点)における航空機の騒音値を試算しました。いずれの観測地点でも、航空機の騒音値は環境基準値の範囲内に収まる見込みです。