常時測定局は、下図の航空機騒音自動測定装置を測定地点に設置し、航空機騒音を常時測定しています。定点測定は自動測定装置を1週間測定地点に設置し航空機騒音を測定しています。
騒音計は屋外のマイクを直結し、常に騒音を監視しています。
航空機が発する電波を受信します。また、その電波の強弱で航空機の存在を判定します。
精密騒音計や航空機接近検知識別装置のデータを記録します。
ある一定以上の大きさの騒音を録音し、その騒音が航空機の音であるかどうか、実際に中央局で聞くことができます。
中央局とインターネット回線で接続されています。測定機が測定した騒音データは1日毎に自動で中央局に集められます。
緊急の停電があった場合、一定の時間、自動測定器に電力を供給します。停電が回復した時点で通常電源に自動的に切り替わります。
Ldenは、時間帯補正等価騒音レベルのことで、航空機の騒音(最大騒音レベルが暗騒音より10db以上大きいもの)のエネルギー量について昼間、夕方、夜間・早朝の時間帯別に重み付けを行って一日の平均を算出する評価量です。計算式は次のとおりです。
LAEは単発に発生した航空機騒音のエネルギーと等しい一秒間継続する定常騒音のレベルです。
i、j及びkはそれぞれ昼間、夕方、夜間の時間帯に発生した単発騒音を表し、LAE,di、LAE,ej、 LAE,nkはそれぞれの時間帯でのi番目、j番目、k番目の単発騒音暴露レベル、T0は基準の時間1秒、Tは観測一日の時間86400秒です。
時間帯区分 | 時間帯 |
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昼間 d | 7:00~19:00 |
夕方 e | 19:00~22:00 |
夜間 n | 0:00~7:00/22:00~24:00 |
地域の類型をあてはめる地域は、都道府県知事が指定します。
地域の類型 | 基準値(Lden) |
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I | 57デシベル以下 |
II | 62デシベル以下 |
注:
Iをあてはめる地域は専ら住居の用に供される地域です。
IIをあてはめる地域は、I以外の地域であって通常の生活を保全する必要がある地域です。