安全な運航の確保

関西エアポートグループは、安全と安心を最優先事項とし、24時間365日体制でお客さまの快適な空の旅をサポートしています。保安検査の徹底から滑走路の安全確保に至るまで、あらゆる面で安全な運航の実現に取り組んでいます。

保安検査・管理・警備の徹底

保安検査の徹底

手荷物検査をする保安検査員の写真。
保安検査を担当する検査員は、早朝から深夜まで、365日休むことなく空港の安全を守り、安心して飛行機に乗るために無くてはならない存在です。航空会社や空港会社からの厳しい要求に応え、また安全安心な検査を実施するべく、検査員同士で日々の問題を解決したり、他空港の検査員と情報交換をしたり、日々の業務で磨き上げたスキルを競い合うことでお互い切磋琢磨しています。

滑走路の安全管理

空港の駐機場で、2人のスタッフが点検作業をしている写真。
滑走路の良好な状態は、航空機の安全な離着陸に不可欠です。関西3空港では、航空機の安全運航を確保するため、24時間体制で点検・監視業務を行っています。具体的には、滑走路および誘導路の異物や損傷の確認、航空機からの油漏れの点検、航空灯火システムの稼働状況など、綿密な安全管理を実施しています。

大阪国際空港の滑走路状態表示灯システム

大阪国際空港では、航空機が安全に離着陸し、お客さまが安心して利用できるよう、滑走路への航空機や車両の誤進入を防止するため、「滑走路状態表示灯システム(Runway Status Lights:RWSL)」を導入し航空機や車両へ視覚による対策を行っています。

滑走路への誤進入を防止するための「航空機接近警告灯(REL)」の機能と、誤出発を防止するための「②離陸待機警告灯(THL)」の機能を道路面図で説明しています。

大阪国際空港 滑走路状態表示灯システム 概要

滑走路上に航空機や車両が存在する場合、横断のために滑走路に進入しようとする航空機に対する「誤進入防止」と、離陸しようとする航空機に対して「誤出発防止」を目的に、航空灯火の点灯及び消灯の制御により、航空機の安全運航を援助する自動制御システムです。航空機接近警告 灯(REL)と離陸待機警告灯(THL)の灯火で構成されています。

警備・点検の徹底

空港のターミナルビル内で、スタッフが消火器の安全点検を行っている写真。
関西3空港では、お客さまの安全性と快適性を確保するため、各分野の専門スタッフを配置しています。旅客案内担当者は24時間体制でお客さまをサポートし、警備担当者は定期的な巡回で施設の安全を確認しています。清掃担当者は快適な環境を保ち、施設運転管理担当者は空港内の電気・空調・給排水・消防設備などの稼働状況を監視します。また、消防隊員は緊急時に備えて継続的な訓練を行い、万全の体制を整えています。