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2期工事での環境配慮


ゆたかな環境の創造



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生態系を考慮した藻場の創出
 豊かな海の環境の創造に努めるため、2期空港島護岸においても1期空港島護岸と同様、積極的に藻場造成などに取り組み、水質や海域生物の生息環境の保全を図っています。

藻場とは
 一般に、海底で大型海藻が生い茂っている場所を総称して、藻場とよんでいます。幼稚魚のすみかや餌場となり、沿岸魚類の産卵場ともなっており、多くの生物の生活を支える場となります。また、海水中の窒素やリンを取り込んだり、酸素量を増加させるなど、水質浄化機能も備えています。



藻場の創出への取り組み

緩傾斜石積護岸
空港島の護岸構造には、緩傾斜石積護岸を多く採用しており、長年にわたって空港島に形成された藻場には、餌となる小動物が多く生息し、魚介類が寄り集まることによって、多種多様な生態系が形成されており、大阪湾における重要な生物生産の場になっています。



2期空港島における藻場造成の取り組み

 2期藻場造成では、大型海藻が付いている藻礁ブロックや海藻の成熟葉を入れたネット袋(スポアバッグ)などを用いて海藻の種付けを行っています。
また、この藻場の造成を早めるため、『海藻類着生用ブロック』を独自に開発、設置して、海藻の付着環境の向上を図りました。
2期島の護岸に使用する消波ブロックは全部で約10万個ありますが、その一部に、独自開発したこのブロックを使いました(2期護岸部5ヶ所に、全部で3,200個設置)。
このブロックは従来型のブロックの表面に長さ約60cm、深さ約5cmの溝を合計18本付けたもので、大型海藻が着生しやすくなっています。
さらに、藻場を早期に造成するため、1期空港島護岸上のカジメが繁茂した藻礁ブロック18基を、2期護岸6ヶ所に分けて移設しました。


これまでの成果
 関西国際空港は世界でも類を見ない広大な緩傾斜護岸を持つ巨大な人工島です。このような護岸での早期の藻場づくりは他に例がないため、関西国際空港独自で様々な取り組みや実験を積極的に行った結果、現在の藻場は1期・2期合わせて約50haとなっています。これは大阪湾における藻場面積の1割以上に当たります。 これまでに緑藻類13種、褐藻類45種、紅藻類49種の合計107種の海藻が確認されています。

緑藻類      
アオノリ属 アナアオサ    

アオノリ属

アナアオサ

   

褐藻類      
カジメ シダモク   ワカメ

カジメ

シダモク

 

ワカメ


紅藻類      
ベニスナゴ ススカケベニ    

ベニスナゴ

ススカケベニ

   

海藻類着生用ブロック
海藻類着生用ブロック 2期空港島護岸では、1期空港島護岸のモニタリング調査結果等を参考に、海藻類着生用ブロック(胞子の滞留、海藻類の着生機能を高めた溝付き消波ブロック)を考案しました。

海藻類着生用ブロックは、消波ブロック設置箇所延長の約15%に設置し、1期空港島の護岸で繁茂しているカジメ等の生育に適した水深を参考にして据え付けました。

海藻類着生用ブロック据付イメージ図


藻礁ブロック活用による種付け
 1期空港島の藻礁ブロック(18基)を、2期空港島護岸に移設し、核藻場として活用しました。

藻礁ブロック活用による種付け

スポアバッグによる種付け
 成熟した大型海藻を入れた袋(スポアバック)を海中に投下し、積極的に胞子の供給を行いました。

スポアバッグによる種付け

メカブロープ、種苗ロープ活用による種付け
 (4 〜6 月に実施:ワカメ,シダモクなど、10 〜12月に実施:カジメなど)

メカブロープを活用してワカメの種苗供給を行う

種苗ロープを活用して、カジメやシダモクなどの供給を行う

幼体付着板の活用
 (10 〜12 月に実施:オオバモク、ヨレモクモドキなど)
海藻の幼体が付着した板を設置し、多世代の藻場を造成初期から形成させました。


幼体付着板の活用


海藻類着生用ブロック等の配置
 1期空港島護岸のモニタリング調査結果等を参考に、図のように設置しました。これによって、藻場の形成を行いました。

設置イメージ


1期空港島における藻場造成の取り組み(参考)


藻礁ブロック等の設置(4箇所)
 早期に藻場を造成するため、海藻胞子を付着させた藻礁ブロック等を護岸に設置し、藻場形成を促進させました。


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